盲点の色々

世の中には、一見正しいと思えることが、実は本末顛倒であるようなことがあると思います。

まず、過去の『hirog』でも触れたと思いますが、固定費と単発費のマジック。
一枚のノートを購入するとき、オフィス通販で購入すると200円のものを、近所の100円ショップだと安いということでスタッフが買いに行ったとします。
これは一見100円のコスト削減に役立っているようですが、実際にはスタッフが店への往復に使った労務費の方が高いのです。
同じく、会社の役員がタクシーで30分(2,000円)で着くところを電車で1時間(500円)で行った場合。
一見1,500円のコスト削減に役立っているようですが、役員の時給は3,000円以上であれば効率が悪いことになります。

同じような数字のマジックをもう一つ。
一日2時間ランニングをすると寿命が5年延びると言われているとします。
人間の生活時間(睡眠時間を除く)を16時間とすると、2時間は生活時間の1/8になりますから、人生を80年とするなら10年以上長生きしないと元が取れないことになります。
つまり、せっかく長生きしても、その長生きした分以上をランニングに費やしてしまっているということです。

最後に最近ふと思うこと。
地球環境保護や温暖化防止のためにあらゆる分野で「エコ」が注目されています。
ただ、この活動自体が「エコ」を妨げていることもあるように思います。
例えば「エコ」袋をとにかくたくさん買い込んでいる人がいますが、その袋はどうするのでしょう?
ある意味「資源の無駄」ですし、それを捨てれば「ゴミ」の排出になります。
また、世界の著名人が「エコ」活動のために使っているジェット機は、最近JRが「エコ出張」での電車利用を宣伝しているように、乗り物の中で最も天然ガスの排出量が多いとされています。

何事も本質を取り違えないようにしなくては・・・。