今日も何かとバタバタしていて、気がついたら12時を過ぎていたのですが、オフィスを見渡すと常勤取締役がみんな残っていました。
私は夜には、会食などで外にいるか、もしくはネットカフェで作業していることが多いので、この時間にオフィスにいること自体珍しいのですが、常勤役員が皆揃ってオフィスにいるというのは更に珍しいことです。
ふと、創業期の『fonfun』(旧ネットビレッジ)を思い出しました。
『fonfun』の創業メンバーは10名程度だったのですが、そのうちのほとんどは役員で、現在の常勤取締役が若い順の3名でした。
300坪近い広さのオフィス(今の初台本社のすぐ近くにある東京オペラシティビルというところのワンフロアーの半分を借りていた)の中で10名ですから、1人あたり30坪(オフィス設計において1人当たり面積は2坪程度)という有り得ない環境でスタートしました。
創業社長が上場時に得たキャピタルゲインで作った会社だったので、バブリーなスタートをしてしまったのです。
創業時の企画であったインターネット上にバーチャルタウンをつくるという「NetVillageサービス」の成功を夢みて毎日夜遅くまで働いていたのですが、広いオフィスに現在の常勤取締役3名だけが残っているという光景が少なくありませんでした。
「NetVillageサービス」は、ナローバンドの当時には時期尚早なサービスで、結局失敗することになってしまうのですが、我々は比較的歳が若くて近かったこともあり、こんな形で同じ時を刻むことで信頼関係を深めていました。
『fonfun』の株式公開後業績悪化により、創業社長が退任して我々だけが残ったとき、会社が立ち直るまでは誰1人止めないとお互いに誓い合って、経営再建に乗り出して早3年半が経過しました。
創業期とは事業内容も全く変わっていますが、流れの激しいインターネット業界の中で会社を維持できているのは、逆にこの辺の順応性と機動力によるところが大きいのかも知れません。