中国のタクシー事情

日本では先週末から「夜上海」という映画が始まりました。
この映画、日本の新鋭ヘアアーティスト(男性)と上海のタクシードライバー(女性)の出会いをつづったものですが、この映画の中においてもタクシードライバーの荒い運転が赤裸々に描写されています。
(もっとも、この映画の中では荒い運転には別な理由があるのですが・・・)

上海の交通事情は年々ひどくなっており、朝夕のラッシュ時や雨のときはまったくタクシーが捕まらないし、渋滞は相当なものです。
空港から市内まで以前は40分、今は1時間かかりますし、今日も空いていれば20分もあれば着く場所への移動に1時間30分もかかりました。

それに加えて運転の荒さ。
急ブレーキ、急旋回は日常茶飯事。中国は歩行者優先ではないので、横断歩道も何のその、どこでも横入り、どこでもUターン。
おまけに中国のタクシーは古い車も多いのでクラッチが擦り減ってブレーキの効きも悪いので、接触事故も後を絶ちません。

接触事故の場合は、運転手同士が車を降りて示談で済ますケースが多いのですが、お客をほったらかしにするので、急ぎのときは別なタクシーに乗り換えるしかありません。
車も脇に寄せるわけでもなく道の真ん中に停めたままだったりするので、渋滞を引き起こします。

このためか、タクシーのドアノブが壊れている、ロックが壊れている、なんてのは日常茶飯事。
最近こそ綺麗になってきているが、シートも汚いので私は中国では白いパンツはなるべく避けるようにしています。

中国では、運転手の隣の助手席に座るのがマナーのようになっていて、私も最初はそれに習って前に座るように心掛けていたのですが、そうすると中国語が話せると思って運転手はどんどん話しかけてくるし、運転を目の当たりにするので、気が落ち着かないので最近はナビをするとき以外は後ろの座席に座るようにしています。

ただ、中国のタクシーはお客に後ろから襲われた事件をきっかけに運転席の後ろを分厚いプラスチックの透明ボードに囲われているので、お金を払うのもしんどい状態です。

おまけに初心者の運転手に遭遇すると大変です。
道が分からないので、ナビをしなくてはならないのです。
今日乗ったタクシーも、著名な道すら分からず、ずっと外人である私がナビしていました。

空車で走っているタクシーを停めても、「今からご飯を食べる」とか「そこは知らないから行けない」など乗車拒否されることもしばしば。

もう一つ、中国のタクシーは小銭を用意していない車も少なくなく、降りる時に100元(日本円で1,600円相当)札を出すと、「お釣りが無い」と言われる始末。
たまに代金を要らないと言ってくれる意味不明な運転手もいるのですが、通常はコンビニでジュースなどを買って小銭をつくるので、急いでいるときは大変です。

そんな中国のタクシー事情のためか、外資系の会社は社用車を用意するケースが多いようです。
上海万博開催までには改善されるのでしょうか・・・。