以前2007/1/16付け『hirog』でも触れたフィリピンでの日中首脳会談に基づき、11日温家宝首相が来日しました。
温家宝首相は、中国政府(中国共産党)の序列で言うと、胡錦涛国家主席、呉邦国・全人代常務委員会委員長に次いで3番目ではありますが、中国首脳の来日は
実に6年以上ぶりのことです。
11日は、官邸での日中首脳会談、歓迎会が行われ、安倍首相は寿司、和牛ステーキなどで温首相をもてなし、歓迎会に招待された中国で人気の高い谷村新司が、「昴(すばる)」を披露しました。
12日は国会演説と天皇との会見があり、そこで温首相が来年の北京オリンピックへ招待したようなのですが、この話政府的には全く寝耳に水の話だったようです。
ちなみに日本の天皇の中国の訪問が実現すれば1992年以来15年ぶりになります。
明日(13日)は京都への訪問が予定されているようです。
さて、今回の首脳会談で、個人的に注目したのは以下のことです。
<政治的なこと>
首脳会談の中で、台湾問題について温首相はあらためて独立非容認」を強調し、日本側の立場の明確化を求めたのに対し、安倍首相も「独立は支持しない」と明言しました。
これにより、台湾と日本の関係が少し微妙になっていくかも知れません。
<経済的なこと>
私が最も心待ちにしている、2006/10/14付『hirog』にも書いた「羽田-上海間の定期便運航」については、今回も合意がなされた、という程度であまり進歩していないようです(涙)。
これが実現すれば大変便利になるばかりか、航空会社にとってもドル箱路線になることは必至だと思うのですが・・・。
共同声明の中に「日本産コメの輸入に同意」というのがありました。
中国への日本産コメの輸出は2003年に検疫上の理由で禁止されたままでしたが、これが解禁されることになります。
中国では富裕層が増え日本食も普及しつつあることから、私はこのトピックが中国レストラン業界へ与える影響は少なくないと思っています。