CSR

ここ数日、IP電話会社である近未来通信関連のニュースが世間を騒がせています。

同社は8月に国税局から所得隠蔽の指摘を受け、10月には総務省からユーザー数が不透明なため報告するよう命令を受けました。
11月末には法人事業税滞納が発覚、その後回線使用料滞納でキャリアから契約を打ち切られ、投資家からは配当不払いによるクレームを受け、警察庁は詐欺容疑で家宅捜査を行っています。

1100万円を出資すれば、中継局のオーナーになって安定した配当が得られるというトークで、400億もの資金を集めたというから驚きです。
ただ、それをもとに行っていた事業は実際の売上の数パーセントしかなく、他の売上は投資金を売上として計上していた疑いが持たれています。

その資金はどこへ行ってしまったのでしょうか?
まだ詳細は不明ですが、投資家を騙してどこかへ流用していたとしたら、本当に経営者の人格を疑います。
この事件を受けて、政府では通信事業法の改正議論にまで発展しているようです。

ここ数日関連ニュースを見ていて、あらためて「CSR」という言葉を思い出しました。
「CSR」とはCorporate Social Responsibilityの略で、直訳すると「企業の社会的責任」となります。

私もこの言葉の意味を知ってからそんなに久しくないのですが、最初はサービスのことなのか、情報開示のことなのか、よく理解できず、「税金を納めること」とも捉えていました。

CSRの解釈は色々あるようなのですが、「税金を納める」というのも間違いではないのですが、最近はより求められるものが広がっています。

最近のCSRの考え方の基本は、企業を社会の一員とみなし、コンプライアンス(法令順守)はもちろん、環境への配慮、雇用の確保、適切な情報開示、社会貢献などをすることで社会へ貢献していく、というものです。
これまでの顧客や株主にとどまることなく、社員、取引先、地域社会といったステークホルダー(利害関係者)のニーズを満たしていくことが求められているのです。

今までCSRという言葉を自分の中で消化しきれずにいたのですが、この度の近未来通信の件が反面教師となり、『fonfun』として果たしていくべき姿がイメージできてきたように思います。