私は「お酒」は嫌いではないのですが、量は飲めません。
飲みに行っても、一次会で生ビールを2杯、二次会でカクテルやワインが2杯飲めばいい方です。
家で飲むことはワールドカップサッカーを見るとき以外は、ほとんどありません。
今でこそ自分のペースで飲むことができるので、飲み会が嫌いではないですが、学生や新入社員の頃は「飲み会」があると何となく気がのりませんでした。
理由は簡単で飲ませる人がいるからです(笑)。
お花見とかで救急車で運ばれる人がいるのが自分では信じられませんでした。
そんな私も中国に行き始めた頃は、頑張って飲んでいました。
中国では仲良くなるためには酒の席は避けられないと聞いていたので、なお更義務のように感じていたからです。
中国では、「白酒」という、日本酒のようなお酒があるのですが、アルコール度数が50%ぐらいあるものもあります。
中国では乾杯は一人一人で行うのですが、乾杯した後にグラス(日本のおちょこの透明版のようなもの)のお酒を飲み干して、相手に空のグラスを見せるのがマナーになっています。そして、地方に行くほどこの慣習が根強く残っています。
以前南京に本社がある企業と業務提携をしていたときに、本社に招待され、夕食のレストランに着いて個室に入ると、なんとそこには20名ほどの中国人の方々が
・・・。
先方のウェルカムスピーチで始まった宴会は、偉い人から私への乾杯を求めてきました。
今でこそ少し中国語が話せるので最初から「お酒が飲めない」と言う戦略もできるのですが、当時はそれを断ったら仕事に影響が出るかも知れない、と思うから私も必死です。
そのうえ、その日は体調を崩していて39度ぐらいの熱があったのですが、結局全員の人達と杯を交わしました。
意識朦朧としながらも、これで義務を果たした、と安堵したのも束の間、また偉い人から2回目の乾杯が始まるではありませんか。
さすがに中国で救急車に乗るのは避けたいと思い、意図的にこぼしながらその場をしのぎましたが、その後の記憶がありません。
ちなみに、お酒で記憶が無くなったのは、生涯この時だけです。
(明日へ続く)