日本の携帯事情

私はいつも海外出張から帰国すると成田空港で普段買わない雑誌を買って読む習慣があるのですが、「NEWS WEEK」に「携帯後進国ニッポン」と題した記事が書かれていました。

そこには日本の特殊事情として
・通信キャリアと端末メーカーのバンドル
・高機能端末志向
・世界最高の携帯料金
・特定のキャリア・メーカー志向
などが挙げられています。

贔屓にしているキャリアやメーカーがあったり、ナンバーポータビリティの導入が遅れていたため、結果サービスや端末の選択肢が狭くなっているのです。
日本では遅れて導入された「SIMカード」も、ロックがかけることで顧客囲い込みを行っているケースが多く、ほとんどSIMカードの意味をなしていないように思います。

中国ではプリペイド式SIMカードが7割以上を占めており、ユーザーはいつでも気軽に端末を替えることができます。
日本においても、一時期プリペイド式携帯電話が登場しましたが、犯罪防止のための法律の施行で、現在では実質プリペイド式はかなり難しいのが実情です。

日本では通話料のマージンバック制度があるため、端末自体は安く買えるのですが、通話料が高く、付加サービスの利用も多いため、携帯にかけるコストが大きく、2位の米国より7割も高いそうです。
うちのK取締役も海外通話も多いからか、月額料金は5万円にのぼるときもあるとか・・・。
今回フィリピンでご一緒した日本で格安国際電話を提供している会社の社長さんも、とにかく日本は通信料が高いとおっしゃっていました。
同社では、通信料の安い米国のキャリアを通じて提供しているそうです。

世界的にこれだけ高いにもかかわらず、その割には日本の通信キャリアの営業利益率が他の国に比較して大きくないのはとても不思議で、どこか構造的に問題が
あるように思います。

「ユーザー本意」、色んな意味で日本はこの部分が欠けていると思います。
fonfunではMVNOの調査も行っていますが、これを検討しているのも、他ならぬ私自身がそれを強く感じていることがあります。
料金を安くしても利益が出せるサービスというのに、いつかチャレンジしてみたいと思っています。

そんなことを考えていたら、たまたま先程スタッフKさんから別の角度でユーザー本意な情報サービスの提案のメールが来ていました(笑)。
こういったものは是非前向きに検討したいと思います。