日本の会社では兼務というのが非常に多用されているように思います。
名刺でも、○○兼□□という肩書きを目にすることが少なくありません。先日は4つも兼務役職が書いてある名刺を手にしたことがありました。
うちの会社でも、リソース不足、もしくは能力のある人に色々な事を求めてしまって、ついつい兼務というのをつくってしまうことがあります。
でも兼務というのは、本来的には望ましいものではないと思います。
第一に利益相反が起こる可能性があります。
時と場合に応じて2役を演じなければならないわけです
が、人間は感情の生き物ですから、二つの立場のバランスを取るのはとても難しいことです。
第二にリソース・責任が分散します。
限られた時間の中で、期待される責任を果たすためには、集中が重要であることは言うまでもありません。
人が働ける時間は限られていますので、色々な立場が多いと一つ一つが中途半端になってしまう可能性もあると思います。
もちろん、ベンチャー企業においては、経営資源やコストの制約などで、なかなか理想的な環境が作れない場合もあり、スピードを優先する際に兼務とせざるを得ない場合もあると思いますが、長期に渡って兼務の状態が続くことはあまり好ましいことではないでしょう。
かくいう自分も、厳密に言えば、株主と取締役の兼務、取締役と執行役員の兼務、社長と事業部長の兼務、本社と子会社の社長の兼務、と色々兼ねてしまっているのが実情です。
これらには諸々の事情があって、過渡的なもの、暫定的なものというのもあるのですが、前者2つは良い面もあるのでいいとして、他の部分はいつかは解消していかなければならないと思っています。