中国のDVD事情

日本では、DVDやCDで映画やドラマを見るとしたら、DVDショップで購入したり、レンタルショップで有償で借りるという方法になりますが、中国では事情が異なります。
勿論、DVDショップで購入する人も多いし、レンタルショップも存在するのですが、庶民の間で一番多いケースが道端で販売するホットタイトルを購入するというケースです。
携帯机の上に最新のものや人気のあるDVDを陳列して道行く人に販売するのですが、こういった販売手法のものは100%海賊版といっても過言ではありません。
値段は学校の近くとか所得が低めなエリアでは5元(約75円)〜、街中では7元(約100円)〜となっており、ドラマを全回分収録したセットものもあります。
ただ、中にはどう考えても映画館でプライベート撮影機で盗み取りしたのでは?というような画面が斜めに見えるものがあったり、本物そっくりに作られた表紙でも中のCDには表紙とは別の歌手や歌の表記があったりします。
ちなみに「Windows XP」や各種高額ソフトウェアなどのビジネスソフトも販売していることがあります。日中堂々と販売している彼らですが、警察が来ると示し合わせたように一斉に引き揚げが始まります。
DVDショップも、街中にある小さなDVDショップで扱っている物は大概が海賊版です。
上海では、大使館が近いために日本人が多く済む古北地区と呼ばれる地域があるのですが、その辺りのDVDショップには日本の映画やドラマのDVDがたくさん置かれています。覗いてみるとアニメからトレンディドラマまで実に様々なラインアップがあり、中にはまだ日本では未放映のものもあるとか・・・。
中国の友人に「どうやって本物か偽物かが分かるの?」と聞いたら「当然値段だよ」という答えが返ってきました。
ちなみに、中国では映画やドラマを無料でインターネットからダウンロードできるサイトもあります。こちらも中国国内物は勿論、世界中のありとあらゆるものが揃っていて、字幕なども選べるようないたせりつくせりのサービスを提供しています。ただ、画像をダウンロードするには専用のソフトウェアをダウンロードして会員登録した後、1本の映画のダウンロードに1時間ぐらいかかることがあります。
何でも「ただ」で手に入るこの国で、コンテンツビジネスをやるのは容易ではないのです。
(注)中国は人口が多いので富裕層やきちんとお金を払うという人もいて、比率的には小さくても絶対人数としてビジネスにはなり得るのですが・・・。