惑星降格事件

週末の「冥王星が惑星ではなくなった」というニュースは、皆さんも何度か目にする機会があったのではないでしょうか?
これは「国際天文学連合総会」なるアカデミックなカンファレンスで決議されたそうですが、我々が勉強した惑星から1つ無くなるというのはなんとなく寂しい感じもします。でも、この総会、実は連合側はほんの1週間前に惑星を逆に12個に増やす原案を提示したものの、これが猛批判を浴びて慌てて急遽改定案を出した、というのが実態のようです。そんな経緯を聞いても、そんな簡単に決められちゃうものなんだ、という認識が拭えません。
今回の決議の結果、太陽系の惑星は、太陽に近いものから、水星(Mercury)、金星(Venus)、地球(Earth)、火星(Mars)、木星(Jupiter)、土星(Saturn)、天王星
(Uranus)、海王星(Neptune)となります。今までの惑星の暗記法も変えなくてはいけませんね(笑)。
もっとも冥王星は、惑星の中でも小粒で、発見されたときは惑星とされたものの、その後同様な天体が複数発見されたため、冥王星だけ特別扱いができなくなって
きたということなのかも知れません。
と言っても、この決定によりマイナスとなる人もあまりいないのだろうな、と思っていたら、思わぬところに迷惑を被った方がいたようです。冥王星の英語名は「Pluto」、そうミッキーマウスの愛犬「プルート」は冥王星から取った名前なのです。冥王星が発見された年にこれにちなんで「Pluto」と名付けられたらしく、とんな格下げ迷惑かも知れません。
一方で逆にプラスもあったみたいです。クラシックの名曲であるホルストの組曲「惑星」は、そもそも作曲時に冥王星が発見されていなかったため冥王星は含まれていなのそうなのですが、2000年にイギリスの作曲家が冥王星をつくり、つい最近冥王星付き「惑星」のCDを発売したところ、これが今回の騒ぎで大盛況だそうです。
いずれにしても、第三者的には惑星の定義をもっと具体的で明快なものにして欲しいところです。