日本のことを「和」と言いますが、「和」という漢字からは「平和」とか「調和」といった平穏なイメージの単語や、「和む」とか「和らぐ」のような癒しの表現が浮かんできます。
私は小さい頃は、イマイチこの「和」の良さというのが理解できなくて、お茶が好きだったこと以外は、食べ物も建物も洋風が大好きでした。
今も和食が好きとは言えませんが、以前に比べるとだいぶ和食を食べる機会が増えた気がしますし、建物も昔の茅葺き屋根の家などを趣があるな、と思えるようになりました(単に年齢のせいかも知れません(笑))。
以前は住宅も「一間」を基準としたプランが多かったのに対して、最近では特にマンションなどは平方メートルを基準としたプランが大勢を占めています(もっとも、昔の一間のドアは低すぎて180cm以上の人は頭がぶつかってしまいますが・・・)。
「和」の代表的なもののひとつに温泉がありますが、学生の頃は温泉地でもペンションが良いと思っていましたが、最近はやはり旅館がいいな、と思います。
旅館といえば、先日ラジオで「和空間プロデューサー」なる方の紹介をしていました。
「和空間プロデューサー」の仕事は、古くなってお客の来なくなかった旅館をリノベーションして、いわゆる「和モダン」な旅館に生まれ変わらせること。
周りの景観や雰囲気との調和に配慮して、和のイメージを維持しつつ、プラン、使用する材質、照明効果をモダンにして、中高年層はもちろんのこと、むしろ若い世代に訴求していくというコンセプトに基づいています。
こうして誕生した数々のデザイナーズ旅館ですが、高級志向の顧客をターゲットした若干高めの料金設定でも、空室率は以前とは比べものにならないぐらいに低くなっているとか。
もちろん、ソフトであるサービス(特に接客対応)がこれに伴わないと顧客の支持は得られないと思いますから、リノベーションを機に関係者も心機一転して頑張っているのでしょう。
一度「和空間プロデューサー」のデザインした旅館に泊まってみたいものです。