中国において、新疆ウイグル自治区で起きた暴動が大きな問題になりつつあります。
5日の夜にウイグル族が暴動を起こしたのに対して今度は7日に漢族がデモ行進、暴徒化し、合わせて150人以上の死者を出しています。
この暴動は、もともと広東省の工場において漢族にウイグル族の従業員が殺された事件がきっかけで漢族への不満が高まったといわれています。
ウイグル自治区は、中国西端にある中国の自治区で、面積は中国全土の1/6を占めていますが、2/3が砂漠の地域です。
少数民族であるウイグル族が最も多く、もともと漢族は1割しかいなかった地域ですが、政府の介入もあって現在は4割が漢族と言われています。
過去も何度か独立運動が起こっている地域です。
中国は漢族がメインの国ですが、55の少数民族がいます。
私が以前雲南省に行ったときに、少数民族村みたいなところに行ったのですが、そこには各民族の衣装と生活が再現されていて、とても興味深く、そのときの少数民族のガイドさんとは未だに連絡を取ったりしていますが、漢族とは考え方がだいぶ違うなーと思います。
また、漢族と少数民族の間では、婚姻上の制約があったり、就職上の格差があったりというのが現実です。
話は戻りますが、今回の暴動で、ラクイラ・サミットに出席を予定していた胡錦涛国家主席は中国に緊急帰国をしました。
世界各国からはこの行動を疑問視する声も出ていますが、中国にとってはそれだけ軽視できない事件だということもできると思います。
昨年は、チベットにおいて暴動がありましたが、経済成長の裏側では、ずっとこのようなリスクを背負っているのが実情です。