空気を読まない人

今や「KY」という言葉を聞いて、意味が分からない人は少数派になっているのではないでしょうか?

それほど「KY」(空気が読めない)という言葉は、社会に根付き始めています。
「KY」な人達は、馬鹿にされたり、虐げられたりしていると思います。

ところで、「会社が放り出したい人・1億積んでもほしい人」や「人と違うことをしろ」などの変わった題名の書籍の著者である堀紘一氏が、最近「一流の人は空気を読まない」というインパクトの強いタイトルの書籍を出版しました。

堀紘一氏は、経営コンサルタントで、元ボストンコンサルティンググループの日本法人社長であり、現在ドリームインキュベーターの会長でもあります。
私が学生のときにたまに見ていたテレビ番組で、田原総一郎司会の「朝まで生テレビ」という討論ものがあったのですが、そこに現厚生大臣の舛添氏やこの堀紘一氏が出ていたので印象に残っています。

ところで、この書籍は「KY」の流行を逆手に取ったもので、「KY」もケースによっては必要だというものです。(ちょっと次元は違いますが「鈍感力」が重要みたいな感じです)

日本という国は、和を尊び、ファジーな国民性があると思います。
人と同じことが良いとされ、その結果中流意識やムラ意識が出てくるのです。
逆に言えば出る釘は打たれる・・・のです。
これは良いときもあるのですが、昨日のブログに書いたような「見て見ないフリをする」に発展したりもするのです。

つまり、空気に支配されやすい日本において、空気を読んで周りに気を使ったり、流れに流されながら仕事をしているだけではビジネスの成功は無いし、グローバルエグゼクティブにはなれない、ということを訴えかけています。

空気を読んで行動することは悪いことではないが、時には空気を読まないで行動したり、新しい空気をつくったりすることができて初めて一流なのだという主張です。

これは面白い発想だし、一理あるな・・・と思います。

これは実際にあった知り合いの会社の話です。
ある工夫をしたことで携帯のサイトのユーザー数が倍になったそうです。
この結果が報告されたとき、ほとんどの人達は「ユーザーが増えてよかったね」と声を掛け合いながら、慰労や喜びを分かち合っていたそうです。
そこで社長が発した言葉は・・・
「馬鹿野郎! ユーザーが倍になる余地があったのなら、なぜそれを今までやっていなかったのだ! それは怠けていた証拠だ!」

これは安堵感や達成感を味わっている人達の周りの空気を無視していますが、それは真実だし、それでハッとする人達もいると思います。