未踏の地の魅力

今日はカンファレンスの中日で夜にパーティがあり参加していたのですが、アテンドしてくださるはずの方の奥様がサソリに刺された(というかサソリに刺されたということがあり得ること自体日本では考えられないですが)ということで急遽来られなくなり、その会社の方のナビゲートで参加したので初めてお会いする方がほとんどでした。そんな中とある日本人の方とご一緒させていただきました。
その方はずっと日系大手メーカーで働いておられた方でメキシコに駐在されていた経験を持たれている方でした。行ったことのない「メキシコ」という国の響きにとても関心を持った私は、彼の話を夢中で聞いていました。「メキシコ」は大統領が3期の任期を全うする6年ごとに経済が乱高下するそうなのですが、その理由は最後の1年で大統領を始めとする官僚たちが自分達の将来生活の保障のために様々な形での蓄財を始めるからというのです。幹部が総入れ替えになるとはいえ、こういったことがまかり通る世界、そしてまたそれにより経済が大きく動くというのはすごいことだと思いました。治安も当時はかなり悪かったらしく、信号で止まってはいけないと言われていたそうで、止まった時に拳銃をもった強盗らしき人が寄ってきたらひき殺しても正当防衛が成立する、というぐらいの感じだったそうです。また賄賂も日常茶飯事で、交通違反罰金は警官に5ドル手渡しで取引成立だったとか・・・。中国よりも手ごわい国かも知れないと思いました。
一方でおいしい食事や美しいカリブ海の話など、ゾクゾクする話も多く、一度行ってみたくなりました。以前とあるルートでメキシコでのモバイルコンテンツ展開について打診を受けていたことがあるのですが、人口は1億もいるのに携帯普及率はかなり低いらしく、キャリアへのネットワークさえあればこれからチャンスはあるのかも知れません。
そんな未踏の地のことに思いを馳せていると、同伴したスタッフが外でコンサートが始まると呼びに来たので、皆でコンサートを見ることに。
アース・ウィンド・アンド・ファイアーの懐かしい音色に学生時代を思い出し、思わず身体を動かしている自分が居たのですが、コンサートが盛り上がっている真っ最中にもグローバルボーダーフォン携帯で自社の株価をチェックしている私にふと我に帰り、性(さが)を感じました。
もっとも、今日はアースのヴォーカル「フィリップ・ベイリー」の声と同じように株価も昇り詰めたようですが・・・。